フリーランス翻訳者を目指す世迷言

2017年2月にフリーランス翻訳家になる。海外移住を目指しているが、さて。。。

時代錯誤の定年退職制度かも

前回のエントリーにも書いたのだけれど、日本は定年制度を取っている会社が多い。

定年 - Wikipedia

には、米国における定年制度は違法だという話とか、日本でも

2012年8月29日、60歳などで定年を迎えた社員のうち、希望者全員の65歳までの継続雇用制度の導入を企業に義務付ける改正高年齢者雇用安定法が成立。2013年4月から施行される

ということになったのですが、これを実行しているやり方もそれぞれ。

定年を誕生日にするとか、誕生日を迎えた月にするとか、年度末とかそこもばらばら。

でも、入社が4月なのだから、年度末というやり方が妥当のような気がしません?

年金の支給が誕生日ベースだからというのは官公庁の言い訳です。だって、60歳からもらえる金額なんてほんの少しなのですよ。もらえないパターンも色々ありますから、税金とかとの関係を考えたら、60歳の誕生日だからウキウキ退職して余生を楽しむなんて、よほどの退職金をもらえる官庁の考え方だと思われますよ。それなら、議員だって定年制にしてみれば良いでしょうにね。

さて、定年後の再雇用。

president.jp

この記事がよくまとめていると思います。この記事が掲載されたのが2年以上前ですが、それから状況が良くなっているとは思えない。。。

友人のところは、給料を70%くらいにして、時間が自由というやり方。そこは大手製造業関連なので、月給があまり高くなくても、きちんと退職金も出るので、それは良いと思うのですよね。

別の友人のところは、一律20万円になったそうです。

私がいたところは、50%でしたね。アメリカ製品を売って、シリコンバレー企業のように自由な社風をうたっていたけれど、企業性質としてはまったくのドメ。58歳になったら給料を1割ずつ下げ始め、退職金は前払いという触れ込みで月給に入れ込み、自分で401K頑張ってね、という田舎の会社でした。それでも時間が自由になるなら再雇用契約を受けたかもしれなかったのですが、片道1時間以上係る勤務地にフルタイム。うーん、無理。。。

まあ、40歳定年なんて馬鹿な考え方を人事に持ち込んでいる企業よりもまし? いや、あそこはマネージャーとかになればそれなりだし、手当もあるらしいし。

自分の人生設計を考えようとファイナンシャル・プランナーのお勉強も始めた私です。

 

そもそも何故フリーランス?

先日、15年以上、同僚だったり、一緒に出掛けている友人にびっくりされました。

はい、1月末で定年退職しました。

今まで、ブログとかSNSで (それが例え、転職サイトという別の顔を持つ LinkedInであっても年齢について書いたことはありませんでした。

でも、今回、その年齢がゆえに立ちはだかる理不尽について書こうという気持ちになったので、ここでは敢えてこの事実を公開します。

でもね、70歳を過ぎたミック・ジャガーにまた子供が生まれたり、53歳で初めて母親になる日本のアナウンサーがいる世の中なのですよ。

一億総活躍」

それが絵空事だと実感するのは、外資企業専門のヘッドハンターと話をして、

「日本の事務所で日本人の社長や人事」

が採用を決める際、その海外企業がどんなに「性別、年齢などによる差別はありません」とうたっていても、当然のように面接まで進めない、という現実にぶち当たった時ですね。日本にある外資企業はよくシンガポールあたりがAPAC、つまり環太平洋地域の統括で、そこにいる人事から声を掛けられても、日本の事務所から連絡しますとか、日本の事務所に面接に行くと次に進まないことが一度ならずとありました。

ひどい例だと、ハローワークの求人データベースで、「定年無し」と書かれていたので、職業相談担当員から連絡をしてもらったら、「60歳定年だから駄目ですね」という大手出版社。それは虚偽掲載ではないの?

てな不満も色々あるので、とにかく別の道も考えなくちゃと翻訳者サイトに登録。そこから少しだけ依頼が回ってきたので、そんな仕事に関する備忘録や、こんな日本の状況なのにちっとも充実していない日本のお役所仕事について、書く予定です。

大丈夫か、わたし?